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アーマライト社が1963年に開発した突撃銃。 AR15をベースにしており、工作技術が低い第三国でも製作可能な様、プレス加工部品を多用している のが特徴。冷戦下、共産圏の拡大を恐れるアメリカが、工業力の乏しい第三世界の友好国でも生産できる 『軍事援助』として開発を後押ししたという、少々物騒な背景もある。 スプリングフィールド M14に代わるアメリカ陸軍次期後継銃としてAR15と同時期に開発されたが、次期後 継銃には結局AR15が採用され、AR18は民間用にセミオート限定化したAR180として販売された。しかし AR180は簡単な改造でフルオート機能が使用できるため、犯罪者達に好まれるなど不名誉な扱いを受けた。 そこで今度は海外販売に切り替えたが、いまいちパッとしなかった。 また、1964年と65年にライセンス生産していた日本の豊和工業も、生産した銃の一部がアイルランドの テロ組織IRAの手に渡っている事が判明し、政府から製造中止(製造側の自粛説有り)を受けるなど何かと 不遇な目に遭っている。 しかし制式採用こそなかったものの、その生産性の高さなどが注目され、日本の89式小銃や、シンガポー ルのSR88など、各国で様々な発展型が開発された。 銃自体の評価としては、プレス加工を多用しているため耐久性が低い。そのため、2001年には強化ポリマー を使用したAR180Bが発売された。AR180Bではロアレシーバーをポリマー製としており、この点はAR18を 参考にして開発された89式小銃にも通じる、重要かつ必要不可欠な改善点であると言われている。 また、サイクルレートを増加させたカービンモデルのAR18Sも存在し、短縮化に伴う発射音の増加による 使用者の負担を減らすため減音器を装着したモデルや、バーティカルグリップを装備したモデルなどいくつ かのバリエーションがある。 |
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