|
モデル |
全長 |
重量 |
口径 |
総弾数 |
製造国 |
A1 |
790mm |
3.6kg |
5.56mmx45 |
30/42 |
オーストリア |
A2 |
790mm |
3.6kg |
5.56mmx45 |
30/42 |
オーストリア |
A3 |
740mm |
3.7kg |
5.56mmx45 6.8mmSPC |
30/42 |
オーストリア |
9mm |
665mm |
3.3kg |
9mmx19 |
25 |
オーストリア |
Z(民間モデル) |
790mm |
3.6kg |
5.56mmx45 |
9 |
オーストリア |
|
オーストリアのステアー社が開発したブルパップ式突撃銃。AUGはドイツ語で「Armee Universal
Gewehr:陸軍汎用小銃」の略。
1970年代に、オーストリア軍のStg58(FN FAL)に替わる後継銃トライアルに参加。M16A1などの強豪を
抑え、Stg77の名前で制式採用の座を射止めた。 オーストリアの特殊部隊であるGEC コブラもA2モデルを
正式採用している。
人間工学を考慮したユニークなデザインからは想像できないほど命中精度が良好で、ブルパップ式で取り
回しも良く、全長に反するバレル長を確保できている。さらにフレームにはプラスチックを採用しているため
軽量であり、フレームと一体化したスコープマウントは、他の銃にありがちな脆弱さが無く固定が容易。整備
面についても、分解し易い上に、ユニット化された部品を交換する事で、容易かつ迅速に口径や左利き用へ
の換装が可能など、さまざまな点で優れた性能を持つ。
難点はセミ/フルの切り替えで、一般的なセレクターが無く、トリガーの絞り具合で変化する(軽く引けばセミ、
深く引けばフル)。使う兵士の心理状態を考慮した設計なのだろうが、他の銃とは勝手が違うので、転換訓練
には多少の「馴れ」が必要となる。
オーストリア国防軍以外にも、英国連邦の一員であるオーストラリア地上軍(採用名:F88)やGIS(イタリア軍
警察対テロ特殊部隊)に制式採用されており、もっとも成功したブルパップ式突撃銃だと云えよう。
現行型のA2型は、従来のA1型と殆ど同じだが、スコープマウントが、MILスペック(MIL-STD-1913)に準じ
てる事だけが異なる。なお他にも9mm弾使用モデルやレイルシステムを搭載したA3型などがある。また全
モデル通してフォアグリップを取り外して、替わりにM203が装着可能。
|
|
|
|
銃火器の画像解説文は、各銃器メーカーより転載しています。
転載に関しては、転載元の転載規約に従って行ってください。 |
|
|