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モデル |
全長 |
重量 |
口径 |
総弾数 |
製造国 |
M39 |
192mm |
840g |
9mmParabellum |
8+1 |
アメリカ |
M3913LS |
173mm |
703g |
9mmParabellum |
8+1 |
アメリカ |
M4013 |
171mm |
750g |
.40S&W |
9+1 |
アメリカ |
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S&W社が開発した、M39を祖とする自動拳銃のシリーズ。
様々な仕様のものが発売されており、絶版となったモデルを含めてその種類は50種以上にもなるが、コン
ベンショナルダブルアクション機構と、スライド部にデコッカーを兼ねたマニュアルセイフティを有する点で
概ね共通している。
1954年、シリーズの基本となる第一世代のM39が発売された。だがS&W社はオートマチックのノウハウ
に乏しく、一部の銃器愛好家や専門家の酷評を浴びた。
1970年代後半に第二世代と呼ばれる数字3桁シリーズに移行。当初のモデルナンバーは同社のリボル
バーと同じく、仕上げの数字1桁+ベースモデル(39か59)の法則が使われたが、.45ACPモデルが登場して
からはモデルナンバーにベースモデルではなく口径(つまり45)を使うなど規則が曖昧となる。
ちなみにアメリカ軍制式拳銃トライアルにM559を提出するも不採用となっている。
1980年代後半から第三世代と呼ばれる数字4桁シリーズが登場した。モデルナンバーは、ベースモデル/
口径の数字2桁+モデルタイプ/機構の数字1桁+仕上げの数字1桁になり、数字の意味が分からない
ユーザーやディーラーの間で混迷を極めた。
この教訓を活かし、現在では口径+装弾数の基本3桁に、ステンレス仕上げの場合のみ末尾にSをつけた
比較的簡素なモデルナンバーとなっている。
バリエーションモデルもいくつかあり、M3913LS(LadySmith:レディスミス)と名付けられた女性の
護身用モデルもある。 他にもパフォーマンスセンター(S&W社カスタム部門)製のショーティー.40や
M945、ガンスミスカスタムで代表的なM3913ベースの「デベル」といったモデルも存在する。
世代ごとに細かなマイナーチェンジはしているものの基本的な構造は変わらず、売れ行きは今ひとつ
だった。だがロストワックス加工法を多用しており拳銃の中では安価なため、少数の民間、警察などで
使用された。特にアジアでは、台湾の警察特殊部隊や海軍の特殊部隊がM5906のミリタリーモデルを、
日本のSITや一部の制服警官(北海道警のSATが採用しているとの噂あり)がM3913を、同じく海上保安庁
の特別警備隊が防錆加工を施したM5906ミリタリーを制式採用している。
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