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モデル |
全長 |
重量 |
口径 |
装弾数 |
製造国 |
PT111 |
156mm |
530g |
9mmx19 |
10+1 |
ブラジル |
PT132 |
156mm |
830g |
.32ACP |
10+1 |
PT135 |
156mm |
530g |
.357SIG |
10+1 |
PT138 |
156mm |
530g |
.380ACP |
10+1 |
PT140 |
156mm |
530g |
.40S&W |
10+1 |
PT145 |
156mm |
629g |
.45ACP |
10+1 |
PT745 |
152mm |
590g |
.45ACP |
6+1 |
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ブラジルのタウルス社が1998年に開発した護身用自動拳銃。
それまでの同社の自動拳銃は、M92などベレッタ社製品のライセンス生産やアレンジタイプが主流だった
が、本銃はダブルアクションオンリーのストライカー式でポリマーフレームを採用するなど、むしろグロック26
シリーズを意識した設計となっている。ただし、同銃独自の安全対策(兼訴訟対策)としてファイアリングピン
ブロック、マニュアルセイフティ、タウルス独自のキーによるロック機能などが追加されている。
また、スライドの素材にスチールやステンレスの他、チタンを採用しているのも特徴。チタンはステンレス
並みの耐蝕性を備えながらもスチールの約半分の質量であり、銃全体の軽量化やリコイルショックの軽減に
貢献している。従来、チタンは高価な上に加工も難しかったが、技術の進歩により、近年は小型の銃火器へ
の応用も進みつつある。タウルス社は特に導入に熱心で、チタン製リボルバーなどを多数ラインナップして
おり、ミレニアムもこの流れに乗った製品である。
安価ではあるが性能は比較的高く、AWBによる装弾数規制もあってアメリカでの人気も高い。
ただし、金属性スライドとポリマー製フレームの兼ね合いで、撃発500発を超えた辺りでフレームにひびが
入ったりピンが折れるなどの破損が報告されており、耐久性については問題があると言われている(ただし
護身用としては十分であり、本来スポーツに使うような銃ではない)。
2003年には、より操作性を追求したデザインとなったミレニアム プロが登場。一部のモデルではシングル
アクションのバリエーションが追加されており、AWB失効後には9mmx19と.380ACPモデルにおいて12発の
装弾数を持つバリエーションが追加されている。ただ、現在は何故か同社のホームページからチタンスライド
製品が削除されてしまっている。
後に同社はこれをベースに新型自動拳銃のPT24/7を開発した。
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